「最強棋士三浦九段がソフトカンニング疑惑報道」の解説

A級棋士三浦九段ソフトカンニング疑惑勃発
将棋界最高峰のタイトル戦である竜王戦。
そのタイトル保持者への挑戦権を今年勝ち取ったのが、棋士の中でもトップ10に入る凄腕棋士三浦弘行九段です。
まず始めに誤解して欲しくない点として、三浦九段はソフトが強くない時から将棋界の先頭集団に居たということです。また過去には将棋界最高位の「名人への挑戦権」も獲得したことのあるトップ棋士です。
日本将棋連盟は三浦九段を12月までの休場処分としていてその理由は「ソフトでカンニングをしていた事」ではなく「事情聴取した際に三浦九段より休場するという意思表示があったにも関わらず指定の期日に休場届けが出されなかったのと、ソフトを使用したのではないかという疑惑があるため」(三浦九段はこの発言も否定)としています。
三浦九段がソフトを使っていた根拠は離席の多さとソフトの指し手との一致率の高さ(一番高かった対局で95%の一致率)であり、証拠はありません。
連盟は当初調査はし尽くしたのでこれ以上行わないと発表していましたが、三浦さんの反論で「疑惑を晴らしたいので一刻も早く調べて欲しい」との声を受けてか、追加で調査されることが発表されました。
報道「不正疑惑の対局で絶対に勝てない所から信じられない一手を指して逆転した。」←そんなわけない。
ここからは報道の誤りと思う点を列挙していきます。
1、不正疑惑の対局で絶対に勝てない所から信じられない一手を指して逆転したとあるが誤りで、疑惑はその1局を通してソフトと一致する率が極めて高かったからでありとんでもない1手を指したからではない。
2、三浦九段は急に勝率が上がった訳ではない。むしろ疑惑がもたれているのは主に4局でそのうち3局が竜王戦であり他の棋戦では勝率は上がっていない。
3、ソフトの疑惑が浮上してからA級(トップ10)に復帰したとあるが、A級に復帰したのは去年の話で関係ない。
三浦九段本人のインタビュー動画
最後に疑惑をもたれた三浦九段本人のインタビューです。
現在日本将棋連盟はさらなる調査のため三浦九段のスマホの提出を求めており、三浦九段はそれに応じる声明を出しているので今後結論がはっきりするかもしれません。
こういった話題で将棋が注目されてしまったのは非常に残念であり、今回のニュース動画も数多くある報道のたった一部分ですが、なによりこの一件で「将棋」や「プロ棋士」に価値のないものというイメージがついてしまうのは非常に残念でありこの記事を作成しました。
疑惑の対局4局中2局三浦九段と対局し、代わりに竜王戦に挑戦することになった丸山九段は「私は(三浦九段に対して)不自然な印象は受けなかった。発端から経緯に至るまで(連盟の対応は)疑問だらけです。(ソフトの手と似ている事から疑われてる事について)僕はコンピューターに支配される世界なんてまっぴらごめんです」とコメントしました。

このページは最近テレビ番組でとても大きなニュースになっている、

「三浦九段ソフトカンニング疑惑で竜王戦出場停止」

について将棋をよくご存知ない方向けに解説すると同時に、

あらゆる報道から誤解を招く表現や説明がありましたので

少しでもその誤解を解ければという思いから作成しました。

2016年10月20日 更新
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2 件のコメント

  • ごんた@筑後 より:

    多分、もう指摘があったと思いますが三浦さんは名人位についた事は有りません。

    • soutarrr7 より:

      失礼いたしました。
      「獲得」ではなく挑戦権獲得でした。
      ご指摘ありがとうございます。